学びを、あしたの命へ
― 子どもたちが見た福島 ―
2011年、東日本を襲った大地震と津波。2泊3日の福島の旅で、震災遺構や被災地を訪れた子どもたちは、震災の記録と記憶、そして今も続く復興の姿を、自分の目で見て学びました。

ツアー概要
- ツアー名
- 虹っ子スタディツアーin 福島2025
- ツアー期間
- 2025年7月27日(日)~29日(火)
- 参加者
- 8名(中学生:6人、高校生:2人)

- 残されたものから大切なことを学んだ。
- 見学した震災遺構「浪江町立請戸小学校」は、授業中の教室の黒板の文字や当時のプリントなど、震災から10年以上たった今でもあのときのままでした。建物から震災の被害や状況、防災を学ぶために大切に保存されているんだと感じました。これまで私は、震災について「3月11日のお昼すぎに起こって、津波が来た」ということくらいしか知りませんでした。でも、今回のツアーで、被災した方々がどうやって避難したのか、どんなふうに大変な状況を乗り越えたのかを知ることができ、参加して本当に良かったと思いました。
中学生 K.Fさん

- 予測できない災害だからこそ、誰が悪いとかじゃないと思った。
- 学校でこのツアーの案内をもらったことがきっかけで参加しました。東日本大震災については、自分ではだいたい知っているつもりでした。でも、実際に参加してみると、知らないことがたくさんありました。「もし地震が起きていなかったら」「もし津波が来なかったら」被災地から学べたのは、悲しさや悲惨さだけではありません。防災バッグの準備や避難経路の確認など、震災に備える方法や、地域の活動に参加して町のことを知ること、地域の人たちとのつながりを持つことの大切さも学びました。地震大国に住む僕たちにできることを、これからも考えていきたいです。
中学生 Y.Uさん

- 被災地を自分の目で見て、ようやく実感できた。
- 小学校のときの先生が福島県出身で、もっと震災について知りたいと思い参加しました。私は大きな地震を経験したことがなく、いつもニュースで見るぐらいでした。学校で習ったこともあったけれど、あまりピンと来なくて、遠い場所の出来事だと感じていました。今回ツアーに参加してみて、たくさんの施設を見学したり、実際に東日本大震災を経験された方の話を聞いて、とても恐ろしい災害だったということが実感できました。胸が苦しくなるようなお話もあったけど、今回学んだことを友達にも伝えていきたいです。
中学生 A.Sさん

- 困ったときは、世界中のみんなで助け合いたい。
- 実際に震災の場所に行って学べたことは、自分にとってとても良い経験になりました。現地で震災の跡を見たり、町の人のお話を聞いて、改めて地震に対する意識が高まりました。今の私にできることは、家族とハザードマップを確認して避難経路を決めたり、防災バッグを準備することです。また、当時、日本の被害を知った世界中の人から様々な支援やメッセージがあったこと知り、とても素敵だと思いました。その恩を忘れず、困っている国があれば迷わず手を差し伸べられる日本であってほしいです。
中学生 M.Kさん

- 福島の安心・安全でおいしいものを、みんなに食べてほしい。
- 東日本大震災は2011年に起きた大きな震災だとしか知らなくて、その時に何が起こったのかを知るために今回ツアーに参加しました。地震や原発事故で現地の人が住めなくなってしまったこと、その後も特産物や人への風評被害が続いたこと。福島県で食べたお米やお魚、しらすはどれもおいしいのに、風評被害で食べてもらえない状況があるのは悲しいなと思いました。少しでも安心・安全だと多くの人に届けられるように私も伝え続けていきたいです。
中学生 N.Yさん

- 過去に起きた出来事を、未来へ繋げていくために。
- 大きな地震で原子力発電所が爆発して、根拠のないうわさや間違った情報で農作物、水産物が売れなくなり、農家さんや漁師さんがさらなる被害にあった、ということは知っていました。そのことも含め、今回のツアーに参加するまでは、震災は他人事のように感じていました。でも、実際に行ってみると意外と身近に関係していることがわかりました。現地の方たちはただ悲しみを伝えるだけではなく、悲しみを乗り越えて、未来に向かって進んでいるということを教えてくださいました。
中学生 Y.Tさん

- ふるさとをありがたく思う、心の変化を感じた。
- 今回ツアーで初めて福島県を訪れ、震災の爪痕を見て回りました。東日本大震災を経験された方々のお話からは、悲しみを乗り越えようとする力強さや地元や復興に向けた前向きで熱い想いを感じました。特に「ふるさとがあることは当たり前ではない」という言葉がとても印象に残っています。これまで当たり前のように存在するふるさとに対して、なくなるかもしれないと考えたことはありませんでした。しかし、震災ではその当たり前のものが一瞬で奪われてしまうのだと知り、もっと大切にしていきたいと思いました。
高校生 S.Fさん

- 今も続く復興を目の当たりに。
- ツアーに参加するまでは、福島県はもう復興していると思っていました。でも、実際に行ってみて、そうではないことがわかりました。今も大変な思いをしながら、地元の復興のためにがんばっている人がいることを知り、今回をきっかけに「いつかボランティアに参加してみたい」と思うようになりました。これからも、自分にできることは何かを考えながら生活していきたいです。
高校生 M.Fさん
